ベランダの天井に発生しているひび割れは?

マンションなどのバルコニーに出て、ひょいと天井を見上げると、何やら氷柱のような物を発見した事がありませんか?
特に夏場エアコンの稼働が多い季節に発見されることが多くあります。これはエアコンの冷媒ガスにより冷やされた水がバルコニーに排水される為、その水が下階の天井から垂れてきている事で発生することもある現象です。
良く見るとひび割れがあり、そこから水が落ちてきています。と言う事は上階の床面に同様のひび割れが発生している事になります。こちらの対策としてはバルコニー床面のひび割れから水が入らないようにする事が重要です。ウレタン防水等にて防水処理を施す事をお勧めいたします。こちらを放置すると、いずれコンクリート内の鉄筋が侵入してきた水により腐食し、錆が発生し、爆裂と言う現象が起きてコンクリートが欠落してしまいます。水が垂れる=いずれコンクリートが落ちてくる・・・こんなことを想像すると恐ろしくなります。日頃のメンテナンスが建物の長寿命化に繋がりますので、所有されている建物を時間がある時に人廻りしてみては・・・新たな発見があるかもしれません。