2004年7月の格言

平成16年7月の格言は「達成度チェック」です!

経営計画は社長の決意を
 表明したものであり
定期的な達成度チェックは
  社長の執念の現れである!

経営計画の実施については、思い切って任せ
ああだ!こうだ!とあまり言わない方がよい。
特にやり方について、いろいろ指示するのは厳禁である。
要は目標を達成すればよいのだから、
やり方は言わずに、目標達成をあくまでも
要求することである。

その為には、任せっぱなしではいけない。
定期的にチェックする必要があるのだ。
チャックをしないのなら、
計画や目標など立てない方がよい。

これをやらないと、目標は飾りものになってしまう。

計画は経営者の決意を表明したものであり、
チェックはそれを達成しようとする執念の現れなのだ。
是が非でも実現すると言う執念こそ
経営者にとって大切なのである。

一倉定先生の社長学 第7巻「社長の条件」より




2004年6月の格言

平成16年6月の格言は「魔法の書」です!

経営計画書は、社員の心に革命をもたらし
会社に奇跡をもたらす…
「魔法の書」
である。

社長が、自ら未来像を明示せずに
社員はどうして自らの未来を考える事が出来るのか。
社員の最大の不安がここにあるのだ。

この不安を取り除いてやる事は社長の責任である。
これは、経営計画書を作る事によって
自然に実現するのである。
だからこそ、経営計画書を作り
これを発表した途端に会社が変わってしまう……

経営計画書こそ、社長自身を本当の意味で
事業計画に目覚めさせ、
自らの心に「革命」を起こさせるものである。

同時に、社員に対しては
会社の将来に関する不安を解消させ
社長を信頼し、希望に燃えて働く意欲を
心底から起こさせる!
と言う心の「革命」を起こさせるものである。

経営計画書こそ…
まさに「魔法の書」と言えるものである。

一倉定先生の社長学 第6巻「内部体制の確立」より




2004年5月の格言

平成16年5月の格言は「社長は何をしたらいいか」です!

「社長は何をしたらいいか」
を見出す最良の方法は…
経営計画を自ら立てる事である!

経営計画は、社員を変える前に社長自身を変える。

と言うのは、経営計画によって社長は初めてわが社を知るからである。

経営計画以外に、会社全体を知る手段はない!

と言うのが私の経験を通しての実感である。

経営計画によって…

社長は自ら何をしなければならないかと知り、

同時に増収増益の道を知るのである。

迷いは吹っ切れ!

自信を持って事業を経営する事が

できるようになるのである。


一倉定先生の社長学 第5巻「増収増益戦略」より




2004年4月の格言

平成16年4月の格言は「年単位」です!

社長は年単位でものを考える人である。
年単位で何年も先を考えるものである。
月単位でものを考えたら
 何年も先の事など考えられるものではない!

月単位で考えていては、
目先のことしか見えない「
近視経営」になってしまう。
これは社員のやることである。
社長は年単位で物を考える人である。

…どんなことであれ…

会社にとって重要な革新であれば、それを軌道に乗せるのに
少なくとも2年3年はかかり、
実りあるものにするには5年くらいはかかってしまうのだ!
だから、「5年後にこうなりたい!」と決心したならば
それを実現する為には、
今鼓動を起こさなければならないのである。
それだけではない!5年後にこうある為には、
2年後にはどうなっていなければならないか。
3年後はここまで進んでいなければならない。
と言う「中間の目標」が必要なのである。

それらの目標を達成する為の様々な活動と
その間のバランスをとらなければならない。

このようにして初めて目標が達成されるのである!

一倉定先生の社長学 第2巻「経営計画書・資金運用」より




2004年3月の格言

平成16年3月の格言は「将来の収益」です!

今日の事業の収益は赤字でない限り
社長にとって大した重要性はない。
大切なのは、あくまでも
会社の将来の収益なのである!

過去の数字が優れているという事は、
過去において優れていたという事であって、
現在も将来も優れた企業であると言う実証ではない。

現在優れているかどうかは、
企業の未来に対して、どのような決定がなされているか、
によって決まるのである。

未来に対する正しい決定がなされている企業こそ
優秀企業なのである!

言うまでもなく、その正しい決定とは・・・・

市場の変化の方向を正しく捉え、
顧客の要求を見極めてこそ、
はじめて行えるものなのである!

ボンクラ社長は、今年の事だけ考えて
未来を考えない。

優秀な社長は、今年の事は考えず、
わが社の未来を考える。

今年のことは既に3年前に手を打っているからである!

一倉定先生の社長学 第2巻「経営計画書・資金運用」より




2004年2月の格言

平成16年2月の格言は「社長の未来像」です!

すぐれた企業は、
必ずすぐれたビジョンを持っている!

会社は絶対に潰してはならない。
いつ・いかなる場合にも利益をあげて存続させなければならない。
これが経営者の最低限度の社会的責任である。
そこに働く人々の生活を保障すると言う社会的責任である。

次に、社会に貢献すると言う「責任」を持っている。
その為には、会社自体が繁栄しなければならないのだ!
繁栄は、社会がその会社を必要としている
なによりの証拠である。

経営者は、まず以上のような社会的責任を
自覚してもらいたいのである!

さらに、従業員に対する人間的な責任がある。
「とにかく食っていれけばいい」
「もうこれ以上大きくしない」
「こじんまりやるのが私の主義だ」
と言うような社長に、よくお目にかかる。
こういう生き方は、個人としてなら結構である。
はたから、とやかく言う事はない。

しかし!経営者は従業員を抱えているのだ。
社長がこのような気持ちでいたら。。。
従業員は浮かばれない。

人間はにな生活の向上を願い、
自己の才能を発揮したいと言う欲求を持っている。
一個の人間としての「自己拡大」の本能である。
会社を発展させなければ、
従業員の自己拡大の欲求は満たされない。

人間としての欲求を無視する事になるのだ。

いったん、経営者を頼って入社してきた人間の
欲求を満たしてやろうとしないのは、
人間性無視もはなはだしいと言えよう。

経営者は、以上のような社会的責任と
従業員に対する人間的な責任の両方を
負っているのだ!!

その為には、どうしても長期的な繁栄を
実現させなければならないのだ。

この自覚が経営者の使命感である。
この使命感がない経営者は
経営者の資格がないのだ!

この使命感の土台の上に、経営者の持つ
人生観・宗教観などの哲学を積み重ねて
「わが社の未来像」
を心に描く必要がある!

それを繰り返し反芻し、温め、次第に高めてゆく。

その未来像は、自分に言い聞かせるだけでなく、
絶えず従業員に語り、社外の人に話すのである。

それが従業員に希望を持たせ、
社外の人々の援助や協力が得やすくなる。

自らは、それが潜在的に植えつけられて
「必ず実現してみせるぞ」
と言う新年が生まれてくる。

こうなればしめたものである。
未来像に基づく、長期目標が設定され、
目標達成のための青図が引かれ、
発展への軌道に乗ることのなるのだ。

計絵者の使命感を土台にした未来像の
ないところに経営はない、繁栄はない。

すぐれた企業は、必ずすぐれた未来像を持っているものである。

一倉定先生の社長学 第7巻「社長の条件」より




2004年1月の格言

明けましておめでとうございます。
旧年中のご厚情を深謝し
本年も倍旧のお引き立ての程お願い申し上げます。

  *平成16年は・・・・・
甲 こうぼく・きのえ
申
さ る
            の年となります!

「甲申」(こうぼくのさる・きのえのさる)とは・・・・

干支歴より定められた10種類の「干」と12種類の「支」の組み合わせ
によるもので、その最少公倍数「60」を持って一巡をする中の1種であります。

「こうぼく・きのえ」 → 木星の陽  方角「東方」  季節「万物が動き始める春」
→ 深山幽谷に生えている樹木を意味する
「甲」 → 特徴は樹木の形に見習い幹が脇目も振らずに
一途に空へ向かって伸びてゆく様を描いております。

また樹木は、生きている時には成長を
切り離されてからは、成長はないものの「能材」(役に立つ材料)となり
人々の生活に役に立つとの意。

*1つの目標に向かって、大いに前進を遂げると共に途中から目的や用途が
違い、方向を変えて行くと言う感じがあります。
目的を変え、かなりの変化が出てくる感じです。

この平成16年の年の干である「甲」の文字の解説です。

「甲」一種の鱗を描いたもので、のちに種を取り巻いた硬い殻を描いた象形文字。
鎧をつけた高木の芽がその殻を破って頭を出し始めるとの意。

*最初の干(10干の中で一番最初の干支である)

平成16年からは、今までの動きが一段落して新たな時代が始まる事を
意味しております。これから始まる10年間の日本を決める新しい芽生えが
始まる年です。

*国家・企業にあたっては。。。。
トップの一途な動き、強く逞しいリーダーシップが組織の新しい骨格を
描いて行くようになるのでしょう!

*一家にあたっては。。。。
主人の一途な考え方が、その一家の今後の10年間の動きを左右する。

陽の干支 → 海外の問題
陰の干支 → 国内の問題 が多く持ちやすい傾向にあります。

◎ 平成15年 「癸羊」(陰の干支の年)
りそな銀行の国有化などの銀行関係の問題
自民党の総裁選・道路公団総裁問題
政治経済の国内問題が多く出た年でした。

◎ 平成16年 「甲申」(陽の干支の年)
海外の問題が多く発生する傾向があると考えます。

年の干支「申」 方向:西方
金星 → 刃物や武器・工具など ものを切ったり変化させたりする。
そして感情よりも理性で動くドライな世界。
動乱・攻撃・行動 またリスクがあっても前進する世界。

「甲」 文字の上から解釈をすると、もともと稲妻を描いた象形文字。
「電光」と言う文字の「電」のもともとの文字です。
その後、真中にある1つの縦線を抑える形となり、手でまっすぐに
伸ばすこと。ニンベンをつけて「伸」と言う文字になりました。

「甲申」・・・イメージとして、金の斧が大木を切り倒す。
と言うような年となりように思います。

あらゆる分野において、競争は益々激化し、力のないもの・筋の通っていない
ものは伐採される感じがあります。その内容は下克上よりももっと激しいもの
となるでしょう。今までの価値観を根底から覆して大胆に切り離す。
また枝葉などは切り落とす。無駄なもの・飾り付けた余分なものは切り捨てて
幹や根っ子。すなわち、ものの根幹だけを大切にして再構築する時代。
もし枝葉末節にこだわり、執着していたら完全に時代に取り残されてしまいます。

樹木と言うものは、春から夏にかけて根から栄養や水分を取り入れて大きく成長。
そして、枝や花を咲かせ実を宿します。秋には成長した実を落とし、葉も紅葉する。
春から夏にかけては、樹木のエネルギーは根や幹よりも末端の葉や枝に
集まりますが、これに対して秋や冬の厳しい季節になりますと、枝や葉よりも
根や幹に戻ってきます。平成16年は、表面上や葉や枝に目を奪われる事なく
むしろ枝葉を離れて、全エネルギーを根や幹に集中させるべきです。
物事に根本を見つめ直す時なのです。

過去の「甲申」
*昭和19年(1944)
1月 女子艇身体が結成され、学童強制疎開が始まる
3月 日本軍がインタール作戦を開始し、北樺太の石油・石炭利権をソ連に委譲
6月 米軍がサイパンに上陸
中国の基地からの爆撃機によって九州が食う主を受ける
北海道で噴火によって昭和新山が誕生
7月 インタール作戦の失敗 ・サイパン玉砕 ・東条内閣が総辞職
・・・それ以降・・・
テニアン島の玉砕。グアム島玉砕。レイテ沖の海戦で連合艦隊の主力を
失う。マリワナ基地のB29が東京を初空襲をする

翌年の敗戦を控え、日本国の政治的・経済的状態が急激に悪化した
実に厳しい年となりました。

1224年 北条泰時が失権となり鎌倉騒動が起こり、北条正子が鎮めました
1584年 秀吉が家康軍に長久手の戦いに敗れる
1884年 昭和17年 群馬県の農民が自由党員と組んで放棄した群馬事件。
秩父地方の農民や自由党左派による負債返済。
専制政治改革を訴えて放棄しましたが、軍部によって鎮圧される秩父事件。
*家族例を定めて公爵・伯爵・子爵・男爵の5等の爵位が決定。
負債返済・専制政治の改革を求めた市民の放棄。
時代は変わっても、この時代は庶民が苦しむ時代なのかもしれません。
 その一方で爵位を取る階層もあり、二極文化が顕著なところに
時代の類似性を感じます。




2003年12月の格言

平成15年12月の格言は「最も難しい決定」です!

社長の決定で最も難しいのは、
「捨て去る」という決定である!

私のコンサルティングのうちで、
最も難しく、最も急ぐ事こそ
「捨て去る」
事を納得させることなのである。

私は社長の決定のうちで
何が最も大切で
何が最も難しいか
という問いに対して
躊躇することなく「捨て去る」
ことであると答えるのである。

論より証拠!優秀会社は例外なく
「捨てる名人」であり
破綻した会社は例外なく
「切捨音痴」である。

我が経営の師「一倉定」先生の社長学 第1巻「経営戦略」より




2003年11月の格言

平成15年11月の格言は「実施と決定」です!

任せるのは「実施」であって
「決定」ではない!

「任せる」というのはどういう事なのか!

言葉の意味も分からぬままに、やたらに使うから
会社を潰しかねないような事が起こるのである。
広くあまねく世間に行き渡って
大きな害毒を流し続けているのである。

だから「任せる」という言葉の定義づけをしておかなければならない。
その定義はどんなものだろうか?

事業というものは、やり方の上手下手で運命が決まるものではない。
決定によって運命が決まるのである。

その決定を行う人こそ社長である!

社長が決定を誤れば会社は潰れるか
潰れないまでもピンチに陥ったりする。
あるいは、いつまで経ってもウダツの上がらない
ボロ会社でいなければならないのである。

決定というものは実施に移される。
その実施が社員の役割である。

決定は社長!
実施は社員の役割である。

そして任せるのは「実施」であって「決定」ではない!

我が経営の師「一倉定」先生の社長学 第9巻「新・社長の姿勢」より




2003年10月の格言

平成15年10月の格言は「優柔不断」です!

 

優柔不断は誤った決断よりなお悪い!

 

決断で大切なのはタイミングである。
客観情勢は容赦なく変わってゆく。
グズグズしていると時機を失くしてしまう。
決断は巧遅より拙速の方が大切な場合が多いのだ!
速やかに行動を起こさなければ手遅れとなってしまうかもしれないのだ。

たとえ決定が間違っていたとしても、
決定しないよりは優っている。
早く動き出せば、間違いも早く発見でき、
それを訂正する時間が残る。
いかに優れた決定でも、土壇場になってからでは、
それを実現する時間がないのだ!

躊躇逡巡こそ社長の大敵である!

逡巡して何も決められない社長は会社を潰す。
社長が最もいましめなければならないのは、
優柔不断である!
決定に伴う危険や部下の不満を考えて
イタズラに迷っていたら会社はおかしくなってしまうのだ!

我が人生の師「一倉定」先生の社長学 第7巻「社長の条件」より