2024年1月の格言

令和6年1月の格言は

令和6年の予想
甲辰
(キノエ・タツ)


来る令和6年は、平成29年よりスタートした、経済台頭期の8合目の年となります。
この時代を生きるヒントとして、中国の古典『論語』にある教訓として、次の言葉をご紹介したいと思います。

「敏なれば、即ち効あり」です。

コロナの悪影響も徐々に減少し、大企業を始め、日本経済が復活し始めています。 ただ、これからの時代は、凡庸としていては駄目です。 常に何事に対しても敏感に対応しないと時代から取り残されます。 論語は、敏感であれば必ず良い成績を得られると言っています。 海外ではロシアとウクライナの戦闘があり、また日本近海では中国が台湾を狙い、 北朝鮮からはミサイルが飛んでくる状況。イスラエルとパレスチナの間も深刻。 日本国内では、いわゆる「Z世代」が台頭し始めています。 この世代は少子化の世代。 つまり簡単に転職が出来るので忍耐が出来ない世代です。 つまり人と時代が大きく変化しつつあるのです。 今までの時代感覚では生き残れない時代に入ってきました。 政治家も官僚もそして経営者も今まで以上に敏感にならないと時代から取り残されます。

では、来たる令和5年は、どのような年になるのでしようか?
算命学の未来予測術に基づき、解説させて頂きたいと思います。

令和6年、干支暦では「甲辰」の年になります。
甲辰(キノエ・タツ)年の意味するもの

俗に、干支の事をエトと言いますが、十干の中で陽の十干を「エ」と言い、陰の十干を「ト」と言います。
令和5年は癸卯(ミズノト・ウ)年で陰の年でした。
なので国内では広島でG7が開催され、コロナが5類に指定されたなどがありますが、
この年は例年にないほど猛暑となり、また大型台風が来て、大規模な水害。
それやこれやで内閣支持率が低下してきました。

令和6年の干支にあたる、「甲」(キノエ)は、中国の五行説である、木性、火性、土性、金性、水性の5要素の内の「木性の陽」にあたります。
すなわち「甲」(キノエ)は、五行を東西南北と中央の五方向に割り振った中では「東」に位置します。
さて年の干支の十二支の方は「辰(タツ)」。「辰」は算命学では陽の土性であり、
手偏をつけると振動の振になります。
つまり揺れ動くと言う意味があります。

「甲辰」が意味する年は、陽の干支の年なので、海外で様々な出来事が起こる暗示があります。
心配なのは国際政治と経済の混乱です。また引き続き天災も継続する懸念があります。

東洋哲学時代論では、国家の憲法施工の年をスタートとして
10年ごとに5種類の時代変化をとげるとしています。
日本国憲法は、昭和22年に施工されましたので以後50年、
5種類の時代を通過してきました
。現在は2巡目の経済台頭期の8合目となります。
60年前の甲辰の年は、アメリカのベトナム戦争介入が始まり、一方ではオリンピックが開幕。
日本国内では楽しい事がありましたが、世界では戦争が始まりました

また令和6年は、引き続き天候不順も続きます

心配なのは地震です。また引き続き猛暑や水害も心配です。
前回の甲辰年のヒット曲は、坂本九の「明日があるさ」、
都はるみの「アンコ椿は恋の花」、西郷輝彦の「君だけを」、
青山和子の「愛と死をみつめて」、舟木一夫の「君たちがいて僕がいた」などです。

ファッションで流行ったのは、男性はVANのアイビールック
女性は銀座のみゆき通りに多数出没したアイビールックの「みゆき族」。

経済台頭期
甲辰年の日本国の運気と経済動向
令和6年は、算命学における時代論で分析しますと、平成19年から始まった知恵の時代が終わり、平成29年から経済が発展する経済台頭期に入って8合目になります。
算命学では50年ごとに時代は似たような傾向をたどるとしていますが、新年は昭和でいえば99年。
ということは50年前は昭和49年です。
この時期は驚くほど日本経済が右肩上がりの時期で

戦後、考えられないほど最初の景気の良い時期でした。
誰でも数多くの残業は当たり前。長時間残業なので帰宅時は新入社員でも
自宅までタクシーを使って良い時代でした。
それでは令和6年は日本国の経済にとって、どのような年となるのでしょうか?
平成5年は原油の値段が上がり、電気代も上昇傾向。
世界ではロシアのウクライナ侵攻、また中国では不動産の失速、水害、等で最悪の状態でした。
日本は円安で、輸入は大変ですが、逆に輸出産業は好景気に弾んできました。
また円安のお陰で、海外からの訪日客が大幅に増えました。
来たる令和6年は、令和5年よりは経済は更に活性化してきます。
また海外からの需要が増えて、輸出や海外からの旅行者関係の分野では
かなり業績が上昇するでしょう。
ただ、輸入関係は、引き続き厳しさが続く状況は同じですが。

甲辰年の国内政治の向かう方向
今の政治は異様です。
自民党の岸田総理は、真面目な方ですが二度ほどご一緒する機会がありましたが
印象は普通のオジさん。聞く耳はありますが、決断力がない。
安倍さんが後ろについていたら素晴らしい政治をしたでしょが、
岸田さん一人だと難しい。
一方で自民党の中には代わりに出来るというほどの人材は皆無

また公明党は、平和の党とは名ばかりで、与党でありながら、
他国が攻めてきたらどうするかとの政策が皆無。
ただ、平和だ、韓国や中国と仲良くしようとしか考えられないお粗末さなので
今後は激減するでしょう。
では、野党は?というと維新は大きく伸びるでしょうが、これも一時的な現象。
立憲民主党は、右派と左派が共存していて、はっきりした政策が出せず、
与党のスキャンダル追及が全て。
共産党は、世界が荒れている今なのに、自衛隊を無くせ、日米安保は破棄せよ。
と言うだけ。日本の政界は脳死状態です。

甲辰年における中小企業の生き方
中小企業はこれからは二極分化してゆきます。
一方で輸入が多い企業、また中小企業が厳しい環境が続きます。
すなわち、今まで以上に伸びる企業と、今まではよかったが、
これからじり貧になる企業の二つに分かれます。
では生き残る中小企業のトップがもつべき心がけについて述べていきます。

①過去の成功に固執しない
昭和の時代に成功し、その余録で平成を生き延びてきた中小企業が多いと思いますが、
過去は過去と割り切り、過去の成功体験を切り捨てる意欲が求められます。
今は時代が変わりました。AIの普及もあり若い世代の好みも大変化。
情報もテレビや新聞ではなく、ネットから得る若者がほとんど。
自分が気に入ればブランドなどは関係ない。
驚いた事に男性でネクタイをする人が激減。背広も着なくなる時代。
食べ物の好みもファッションにも変化が。
為替は円安が続き、今までのやり方が通用しません。

②社是を変える必要がある
社是は創業以来、大切にしてきたものです。
確かに昭和の時代なら素晴らしいですが、今の時代には合わないものがかなりありそうです。
大切なのは時代に合わせてトップ以下、心の柔軟性を持つこと。
目の前の変化をしっかり見つめて必要なら受け入れる柔軟性が大切。

③有難うの言葉を常に
人生にはいろいろな事が起こります。
辛い事、苦しい事。それを嫌ったり恐れてはいけません。
何があっても有り難うと言いましょう。
この地球上には登りっぱなしの山もなければ、下がりっぱなしの谷もありません。
下り坂の次は上り坂の入り口でもあります。
なので何があっても「有り難い」と思う気持ちが幸運への入り口になります。
そして自分や自社の幸福だけを考えずに、
他人や他社の幸福の為に尽くす事が大切です。
他人や他社を幸せにした人や組織は必ず天から余慶が与えられます。

甲辰年における社会現象
令和5年は、猛暑と台風や線状降水帯で水害が多数。
大変な時代でしたが、甲辰の年も引き続き猛暑や水害が多発するでしょう。
また地震の心配も全国的にあります。
最近はマンションに住む方も増えましが、危機管理として準備が必要です。
すなわち、水、食料、懐中電灯、簡易トイレ、携帯電話への充電等。
またカードなどが一時的に使えなくなる場合を考えて、
ある程度の現金も用意しておいてください。

甲辰年におけるサラリーマンの心構え
今や日本は高齢化社会です。寿命も延び70歳や80歳はまだ元気な人が多い。
いずれにしても60歳で定年になったら、
それから20年から30年ほど長生きをしたら退職金や年金では足りません。
また何の仕事もせず、社会に役立っていないとボケてしまい、
また健康にも問題が出てきます。
それを避けるにはどうしたらいいか?ですが、
今までの日本のサラリーマンは、会社に年功序列で勤務し、
ある程度の年齢になったら部長や役員になって部下に命令するだけでよかった。
しかしそれだと定年の後、何も特技がなくて役立ちません。
まだ現役の内に、専門知識を身につけ、また資格を取得しておけば
必ず自分を必要とする場が出てきます。

甲辰年における諸外国の運気と動向
①米国
2024年はアメリカの大統領選挙が行われます。
今の段階では民主党からはバイデン現在の大統領。
そして共和党からはトランプ前大統領が有力な候補ですがバイデンはこの年は82歳。

トランプは78歳になります。JFケネディが大統領になった時は43歳。
アメリカが如何に衰えてきたかがわかります。
ちなみにバイデン大統領は46代目の大統領。算命学の代数論によると、
末尾が1代、6代の大統領は攻撃本能が宿り末尾が2代、7代の大統領は陰謀家的。
末尾が3代、8代の大統領は和合的。4代、9代の大統領は庶民的。
5代、10代の大統領は人気があるが暗殺の危険性あると申し上げました。
代数の運気からみると、バイデン大統領は攻撃的本能があります。
今はウクライナ問題でロシアに厳しい態度をとっていますが、2023年秋に、
中東ではパレスチナ自治区ガザでイスラム原理主義組織のハマスがイスラエルを攻撃。
イスラエルが怒り、双方でかなりの死者が出ており米国はイスラエルを全面支持。
米国はウクライナとイスラエルの二方面で軍事介入。
その一方で中国、北朝鮮に対してはかなり厳しい態度を示しています

今のアメリカは白人が6割を割りました。白人は共和党支持ですが、
激戦区では白人以外が多く、そこでは民主党が有利。
結果、民主党が政権を担う可能性が高いという見方が有力です。

②ドイツ/フランス/英国
欧州では中東やアフリカからの違法難民が増えて、大問題となっています。
英国では避難民を受け入れるEUの方針に反対し、EUを離脱しました。
そして今の首相はスナク氏。彼は44歳になるヒンズー教徒でインド系。
79代首相。つまり庶民的な人気が出る首相です。
ドイツのシュルツ首相は、八方塞がり気味の年となります。
最近の欧州、そしてドイツは右派が増えてきており、シュルツ氏の妥協的方針が揺らぎ始めて来ています。
またフランスのマクロン大統領は天中殺が終わったばかり、国内にテロなどの問題を抱えます。

③ロシア
プーチン大統領は、晩年が美にならない運気です。ウクライナ侵攻は、かなり苦労し
なんとか収めるとは思いますが、経済が大変で、ロシアはかつての、
世界の大国とは違ってきます

プーチンは午未天中殺。午末天中殺は末代運。
次に続けるには事前の準備が必要ですが、彼の代でロシアは厳しい状況になるでしょう。

④中国
習近平の父親は毛沢東に次ぐナンバー2の地位でしたが、
鄧小平にやられ、10年以上も監獄に。結果、当初はお坊ちゃんだった習近平はとても辛い立場に。
彼は小学校程度の学びしか出来ておらず、後は革命の学びだけ

彼の顔を見ていると、あまり知性を感じられません。
結果、毛沢東に憧れ、自分が毛沢東のようになりたがっているだけ。
彼の問題点は独裁者という点。側近はイエスマンばかり。
彼はゼロコロナに失敗。不動産不況。若者の5割は就職出来ない。
そして辰巳天中殺でこれから2年間は天中殺。中国は益々疲弊してきます。

⑤韓国と北朝鮮
ユン大統領は、運気的には東と南が吉方で、北は忌神。
だから北朝鮮に厳しい。反日感情の強い韓国を親日に変える努力は素晴らしい。
北朝鮮の金正恩も辰巳天中殺なので。
これから2年間は運気低迷。北朝鮮は危ない時期に入ってきています。

陽の時代における身の処し方
今は算命学時代論では、二巡目の陽の時代となります。
第一旬の陽の時代は今から約50年ほど前。日本経済は成長につぐ成長で
給料がどんどん上がり、一億総中流と言われたものです。
しかし今の時代は、同じ陽の時代とは言え、様変わりしています。
それは陰の流れの中での陽の時代だからです。
この時代を生き抜くには、次のような心がけが必要です。

①人生無駄なしと思う
いろいろ苦しい事があるでしょうが、人生には無駄はありません。
今の苦しみの先に必ず広がる未来があります。
なので、常に人生は無駄がない。。
全て意味があるのだと思って下さい。

②過去に拘らない
過去は過去。過去によかったやり方でもこれからの時代には通じません。
常に気分を新たにしましょう。

③早寝早起きをする
朝は全てのスタートです。これからは夜は早く寝て
朝は日の出と共に起きましょう。
これが全てにおいて開運の基本です。

④常に全ての事、全ての縁ある人に感謝する
有り難うとは有り難い事。つまりあり得ない事。
全てをそう思い、あり得ない事が与えられたと思って有り難うと言うと開運します。

⑤常に「神恩感謝」と言って神様に感謝する
神社に参拝した時、単に願い事を言うより、
まず元気でこの神社にお参りにこれたことを神様に感謝。
神恩感謝が基本です。

令和6年を迎え、皆々様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げております。
算命学・中村嘉男氏の教えです。




令和6年・令和7年の予想 NO1

甲辰(きのえ・たつ)年

新年 明けましておめでとうございます

本年も宜しくお願い致します。

平成28年(2016年)11月15日(火曜日)の日本工業経済新聞で発表しました

「2020年ごろに経済が一時的に落ち込むことが見込まれる。

しかし、その5年後には経済が発展し庶民の時代が来る」と

予見しました。

今、その通りになって来ました。

又、私は2013年に2020年から流れが変わると言っています。

社員の皆さんに配布した2013年3月25日発行の「成功へのシナリオ」通りになってきています。

2024年と2025年は頑張った人にとっては、非常に楽しみな年になって来ました。

皆さん、笑顔で目標に向かってやり抜きましょう

栃木アンカー工業グループ 代表取締役 荒金憲一

   

 



2023年4月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2002年4月の格言の内容を再掲載しております。

4月の格言は「事業の定義づけ」です!

企業の定義づけは、 その会社の事業を変えてしまう。

事業というものは、それぞれ何かのお客様サービスを行っている。
そのサービスの本質を明確に表現したものが
「事業の定義」である!

定義づけのメリットは、まず!
サービスの質が向上することであり、
第二には幅広く、深みが増すことである!

この定義で我が社の事業をチェックしてみると
それは、定義の意味するところの
ほんの一部である事に直ちに気づく・・・

手当たり次第に、いろいろなものを手掛けていた事業が、
明確なビジョンを持ち、
洋々たる可能性を持った
スケールの大きな総合企業に変貌してしまう
可能性が出てくるのだ!

「経営計画書」は・・・
社長をはじめ、全社員を変えてしまうが、
企業の定義づけは
その会社の事業を変えてしまう!!




2023年3月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2002年3月の格言の内容を再掲載しております。

3月の格言は『経営戦略とは』です。

 

経営戦略とは 「戦わずして勝つ」 あるいは 「戦わずして優位に立つ」 為の事業構造の変革であり それによって自然に高収益を 生む事が出来るような 体勢を実現することである!

 

孫子の戦略の定義に経営を当てはめてみると、
それは
「高収益型事業構造」のことである。
しかも、
「自然に高収益が上がるような」経営構造でなければならない。
事業は、永久に存続しなければならないという
至上命令を背負っている。
そのためには存続に必要な利益を確保しなければならない!
経営戦略は常に先手を取ることによって
大きな効果を発揮する。

しかもその戦略は、そのごく一部を除いて
敵はなかなか気づかないし、
気づかれても反撃が難しい場合が多い。
と言う誠に安全の高いものである。
その上、状況の変化に対応することも
優しいのである。
だから、戦略のあるなしでは、
長期的に大きな差がつくものである。




2023年2月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2002年2月の格言の内容を再掲載しております。

 

2月の格言は『業績不振の原因』です。

 

我が社の赤字は
お客様を忘れたのが原因である!

 

会社の業績が振るわない根本原因は
必ず社長がお客様の要求を無視しているからであり、
お客様の要求を無視している限り
何をどのようにやっても会社の業績は絶対によくならない。
お客様を無視する会社は、
お客様から無視される。

その結果は倒産への道を歩まねばならない事になるのだ。
それにも関わらず
お客様を無視する会社は決して少なくない。
もしもわが社の経営が不振であったり、
行き詰まってしまったならば、
まず第一に反省してみなければならない事は、
「お客様を無視していないか?」
でなければならないと言うのが私の主張である。
何も言わないお客様なるがゆえに、
お客様の無言の叱責が分からず、
業績不振の対策が全く見当外れに
なっている例を、私は数多く見せつけられるからである。




2023年1月の格言

令和5年1月の格言は

令和5年の予想
癸卯
(ミズノト・ウ)


来る令和5年は、平成29年よりスタートした、経済台頭期の7合目の年となります。
この時代を生きるヒントとして、中国の古典『論語』にある教訓として、次の言葉をご紹介したいと思います。

「仁を好みて学を好まざれば、その弊(へい)や愚なり」です。
仁徳とは愛を持って人間関係の広がり、人脈の広がりを意味します。
そういう人は情にあついのですが、それだけで学問を好まず、識見も広め高めないと単に情けにおぼれて、地に落ちてしまうだけです。

令和4年は、コロナオミクロンの感染が引き続きあり、またロシアのウクライナ戦争、7月には安倍元総理が暗殺されるという事件があり、大変な年になりました。
明治、大正、昭和と言っていた元号が、今では昭和、平成、令和となり、すでに平成生まれが30歳台にまでなって企業で頑張っています。
つまり時代が大きく変わってきたわけです。
これだけ時代が変わってきた以上、政治も経済も今までのやり方では通用しません。
経営者は時代の変化に敏感でなければいけません。

では、来たる令和5年は、どのような年になるのでしようか?
算命学の未来予測術に基づき、解説させて頂きたいと思います。

令和5年、干支暦では「癸卯」の年になります。
癸卯(ミズノト・ウ)年の意味するもの

俗に、干支の事をエトと言いますが、十干の中で陽の十干を「エ」と言い、陰の十干を「ト」と言います。
令和4年は壬寅(ミズノエ・トラ)年で陽の年でした。
なので海外ではロシアのウクライナ戦争、英国のエリザベス女王の死去、中国の習近平の三選などがありました。
令和5年の干支にあたる、「癸」(ミズノト)は、中国の五行説である、木性、火性、土性、金性、水性の5要素の内の「水性の陰」にあたります。
陽の年は、海外発の出来事が発生しやすい年。陰の年は、国内発の出来事が発生しやすい年となります。
すなわち「癸」(ミズノト)は、五行を東西南北と中央の五方向に割り振った中では「北」に位置します。
さて年の干支の十二支の方は「卯(ウ)」。「ウ」は算命学では陰の木性であり、開くと言う意味があります。
「癸卯」が意味する年は、陰の干支の年なので、国内で様々な出来事が起こる暗示があります。
心配なのは国内の政治と経済の低迷、混乱です。また天災も引き続き継続する懸念があります。

令和5年は、引き続き天候不順も続きます。
とりわけ水害と地震の頻発は起こりそうです。但し、大都会の地震は避けられそうです。
前回の癸卯年のヒット曲は、三田明の「美しい十代」、舟木一夫の「高校三年生」「学園広場」、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」、三波春夫の「東京五輪音頭」、春日八郎の「長崎の人」、北島三郎の「なみだ船」、などなどです。
ファッションで流行ったのは、ボーイッシュルック、ノースリーブ、ブーツスタイル。
売れた製品は、サインペン、タッパーウェア、電気蚊取器のべープ(フマキラー)、脱臭剤のノンスメル(白元)、エースコックの即席ワンタンメンなど。

経済台頭期
癸卯年の日本国の運気と経済動向
令和5年は、算命学における時代論で分析しますと、平成19年から始まった知恵の時代が終わり、平成29年から経済が発展する経済台頭期に入って7合目になります。
算命学では50年ごとに時代は似たような傾向をたどるとしていますが、新年は昭和でいえば98年。
ということは50年前は昭和48年です。
この年は私が総合商社に入社して2年目。ともかく日本経済が右肩上がりの時期でした。
新入社員は夜9時から時あたりまでの残業は当たり前。但し11時をすぎたら自宅までタクシーを使って良い時代でした。
自分の名前が入った名刺を二枚だすと、どのタクシーもお金を支払わずに乗れました(1枚だと誰かのを使う可能性があるので)。
また数年間は毎年3割のベースアップ。今では考えられません。
それでは令和5年は日本国の経済にとって、どのような年となるのでしょうか?
ここ数年はコロナ騒動で、また令和4年はロシアのウクライナ侵攻などがあり、かなり経済は業種によっては厳しかったです。
来たる令和5年は、令和4年よりは経済は活性化してきます。
また海外からの需要が増えて、輸出や海外からの旅行関係の分野ではかなり業績が上昇するでしょう。
その一方で円安で輸入業や海外への旅行は引き続き厳しさがあります。
若干、円安から円高に向かうでしょうが、相変わらず厳しさは変わりません。

癸卯年の日国内政治の向かう方向
内閣支持率と自民党支持率の合計が55%以上だと政権はなんとかやってゆけます。
今の政局は、岸田政権がさほど強くないとはいえ、まだ危険水域ではありません。
一方で、野党がお粗末過ぎるので、政権交代にまでは当分向かいません。
立憲民主党と共産党の支持率を足しても10%前後にしかならないし、野党は政策を出すより、単に与党の足を引っ張るだけなので。
いつも言っていますが算命学は矛盾が不運の入り口です。
野党、とりわけ立憲の矛盾は、基本的な政策の違う共産党と組んだ事。
また政権交代と言いながら、単に与党の揚げ足取りや批判、スキャンダルの追及だけしかしなかった事。
問題は、自民党内に岸田さんの次の総理総裁候補がいない事。
あえて言えば実力から言えば茂木議員ですが、人間関係が今ひとつ。それを完全出来るかが鍵です。

癸卯年における中小企業の生き方
ご承知の通り、円安が激しい中、輸出が多い大企業は空前の利益。
一方で輸入が多い企業、また中小企業が厳しい環境が続きます。
ではこの年の中小企業のトップが持つべき、心がけについて述べていきます。

①時代が変わった事を強く認識すべき
元号が変わり、コロナによる感染が拡大。またロシアがウクライナに入り、電力、食料など多品種が値上がった。
これほど激変が続く時代は近年ではまれですが、これは事実です。
時代が激変した以上、中小企業の経営者の発想も変化して当然です。
今までのものをベースにするのは基本ですが、そこから少しでも変化させる必要性をまず感じてください。
すると必ずアイデアが浮かびます。その考えを大切に育む必要があります。

②この時代、今までの成功者の発想がマイナスになる場合が多い
昭和から平成までの成功者は立派ですが、過去の成功者が新しい時代にも成功するとは限りません。
時代が変わった以上、むしろマイナスになる場合もあります。
これからの時代の成功者は、過去の自分の成功を忘れるところから出発すべきです。

③家族とお客さまを大切にする
人間は、本能的にまず自分の成功と幸せを願います。腹式呼吸法を思い出してください。
普通の呼吸は、肺にある空気をあまり出さずに新たに空気を吸おうとします。
しかしすでにかなり入っているので、さほど新しい空気は入りません。
しかし腹式呼吸法をすると、まずは中にある空気を思い切り外に出します。
すると次には新鮮な空気が大量に肺の中に入ってきます。出せば入る。
これからは、自分の為に、ではなくまずは身近な家族の為に、そして縁あるお客さまや友人、知人らの方々が幸せになるよう貢献してみてください。
結果、大なる幸せが自分に戻ってきます。

癸卯年における社会現象
この年も引き続き天候異常が続きます。水害もあり、また部分的には水不足もあるでしょう。
中国の古典では、政治が不安定だと天候も異常になりやすいといいます。
また前回の予測通り、壬寅年には地震が頻発しましたが、この流れは癸卯年も引き続きます。
不安定な傾向の中、国民の不安を増幅させる日々が続きます。
大切なのは一家の中で、陽の心を皆が持つ事。
明るい言葉、明るい発想を常に持ち、周囲に伝えていくと周囲の流れが変わります。

癸卯年におけるサラリーマンの心構え
友人で大企業の副社長をしていた友人が言っていました。
後輩で役員を退職した人たちが、どこかに顧問などで再就職が出来ると思って紹介して欲しいと言って来るそうです。
そこで、「君は何が得意か?」と聞いたら答えがない。
大会社で優秀な部下を持って仕事をしてきたが、自分から売り込めるものがないので紹介出来なかったと。
これからの時代は、学歴だとか職歴などは問題ではなく、自分が何が出来るかが問題。
ある面では職人の時代です。
サラリーマン時代に、一つでもいいので自分の得意な部分を持っていないと、高齢化社会では生き残れません。

癸卯年における諸外国の運気と動向
①米国
バイデン大統領は、46代目の大統領です。
算命学の代数論によると、末尾が1代、6代の大統領は攻撃本能が宿り、末尾が2代、7代の大統領は陰謀家的。末尾が3代、8代の大統領は和合的。4代、9代の大統領は、庶民的。5代、10代の大統領は人気があるが暗殺の危険性があると申し上げました。
過去を振り返ると、32代ルーズベルトは日本が戦争をするように仕掛け、33代トルーマンは戦争を終結。34代アイゼンハワーは庶民的。35代ケネディは人気がありましたが、暗殺されました。36代ジョンソンは、ベトナム戦争を激化させ、37代ニクソンは日本に黙って中国との関係を改善。38代フォードは、初めて訪日。39代カーターは庶民的。40代レーガンは人気。しかし暗殺未遂に。41代ブッシュは湾岸戦争をし、42代クリントンは親中派で日本に厳しかったです。43代ブッシュジュニアだけは和合性はなかったですが、44代オバマは庶民的。45代トランプは人気。そして今は46代バイデンです。
代数の運気からみると、バイデン大統領は、攻撃本能があります。なので、ロシアや中国、北朝鮮に対してはかなり厳しい態度を示しています。何があってもおかしくない世界情勢です。

②ドイツ/フランス/英国
ドイツのシュルツ首相は、子丑天中殺なので新たな運気をドイツにもたらしますが和合性の年なので、若干、問題の諸国と和合する動きが出るでしょう。
またフランスのマクロン大統領は寅卯天中殺で天中殺の真っ最中。国内にいろいろ問題が発生して苦しい一年になります。
英国はスナク首相が午未天中殺。人気は最初はありますが、徐々に低下。
それは経済がかなり悪化するからです。かつての大英帝国は昔の話。今では先進国の中でも落第生的になります。

③ロシア
昨年末の夕刊フジに、先日他界された政治評論家の鈴木棟一先生が、私のコメントを書いておられました。
すなわちプーチンは戦争を起こすかもしれない。2022年の前半は運気が強いが、徐々に弱り、未来がないと。
その通りの展開です。更に言えば2023年は一段と運気が下がり、表舞台から消えそうな運気です。
プーチンは午未天中殺。彼の代でロシアの良さは終わるでしょう。

④中国
習近平主席は、辰巳天中殺。中国の流れを変えました。
2022年までは名誉が与えられる年なので三選されましたが、独裁政治となってしまいました。
運命論からすると、独裁は長続きはしません。彼は2024年、2025年が天中殺。
徐々に行き詰まる運気です。
ゼロコロナも失敗。不動産の失敗。
自然災害とロシアのウクライナ侵略により食料や燃料の不足。国民が納得しない状況に直面するでしょう。

⑤韓国と北朝鮮
ユン大統領は、申酉天中殺。運気的には東と南が吉方で、北は忌神。
だから北朝鮮に厳しく、日本やアメリカとは親しくしたいのは自然。
ただ、星からすると仲間が増えにくく、孤独さを維持。頭は良いが、なかなか政策は実現が難しい。
運気的にはここ数年は悪くないが、卯年は苦労が多い。
北朝鮮の金正恩は、辰巳天中殺。卯年は前半まではなんとか頑張れるが、後半から運気が一気に下がり、そのまま天中殺に入る。
政権は長くは維持出来ないでしょう。

陽の時代における身の処し方
時代を算命学の陰陽論で分けると、今は陽の時代です。算命学ではかつては今から約50年ほど前が陽の時代でした。
その時代は、世界が日本の製品を求め、安く優れた製品が毎日のように世界に輸出されていました。
あれから約50年。今回の陽の時代は、あの時代の活気はありませんが、コロナにも負けず、日本のメーカーはそこそこ頑張っており、他国に比べたらまだ安定しています。
但し、新たな時代には、今までとは違う発想が必要です。
過去の成功に甘んじている会社は5年先、10年先には存在しないでしよう。
更に良くなる為には、次のような心がけをする必要があります。

①何があっても大丈夫と言う
辛い時代ですが、絶対に使ってはいけない言葉が「不安だ」「暗い」「駄目かもしれない」などの「陰の言葉」。
それに対して「何があっても大丈夫だ」「全ては意味があり、幸せへの入り口だ」と言っていると、本当にそうなる。

②過去を忘れる
過去は過去。過去に大成功をしたとしても、それは過去の事であり、今それを思っても意味がない。
また過去に嫌な事があっても、それは過去の事。それを引きずる必要はない。
過去は過去、今は今。そして未来はこれから作るもの。過去は忘れるべきもの。

③有り難うと言う
幸せへの入り口は、常に有り難うと言うこと。誰に対しても、どんな場合でも。
良寛さんという高僧、ある時、船に乗っていたら、船頭が彼の人気に嫉妬して船から落としたそうです。
しかし溺れかかった良寛さんを、最終的には助けた。
そうして船に戻れた良寛さんの最初の言葉が「有り難う」だったそうです。
決して自分を突き落とした事を非難せず、感謝したそうです。

④毎朝、決まった時間に同じ事をする
それにより昨日と違う自分に気づく。
もしいつもと違う良くない事が起こったら、その日の行動を少し変えてみるなど、自分の運気をチェックする事が出来る。

令和5年を迎え、皆々様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げております。
算命学・中村嘉男氏の教えです。




2022年12月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2001年12月の格言の内容を再掲載しております。

 

12月の格言は『社長の定位置』です!

 

社長の定位置は社長室ではない。 お客様のところである!

 

私は沢山の社長さんが方にお目にかかっています。
それらの社長さん方で、定期的にお客様を
訪問している人は極めて少ない。
会社に出勤しても、
そのほとんどの時間を社内で過ごす。
この人たちを私は・・・
「穴熊社長」と呼んでいる。
穴熊は、穴の出入り口から見える外部の景色しか知らない。
まったくの世間知らずである。

世間知らずに正しい経営が出来るはずがない。
多くの社長さん方は、自らの定位置を
社長室だと思い込んでいる。

時々社内を見回っては、社員の仕事ぶりを見ている。
一生懸命に働いている社長の目から見ると、
欠点ばかりに映る。
社長さんは我慢出来ない。
そして小言を言う。
来る日も来る日もこれを繰り返している。
そして・・・
それが社長として最も大切な仕事と思い込んでしまう。
お客様の事など
「遠い他国のことだ!」
と言わんばかりである。




2022年11月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2001年11月の格言の内容を再掲載しております。

 

 

  わが社も第28期を迎えることが出来ました。
今回の格言はわが社「栃木アンカー工業株式会社」の
経営計画書より抜粋しております。  

 

変化の時代から 時代の変化になり
暖流が寒流に変わった。
大きく時代が動いたのだ!
これからは、知恵が大切。学びの時代に突入した。
物凄い勢いで、淘汰される時代になった。
世の中の動きが変わったのだ。

日本では今まで、外国のコピーをすれば良かった。
諸外国から学び、すべてコピーしてきた。
ファミリーレストランにしても・・・
コンビニエンスにしても・・・
ファーストフードにしても・・・
みんな「ものまね」だ!
でも
これからは、真似をされる時代だ!
考え方は・・・
「世の中に役に立つ」こと!
アイディア・発想法・ユニークさに
強い信念が必要だ。
今までの常識では判断出来ない。

いよいよ待ちに待った
本物が通じる時代なのだ!

 

すべては動きの中にある
動いた量しか 改革できない
のだから!




2022年10月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2001年10月の格言の内容を再掲載しております。

10月の格言は『好業績の原理』です!

 


社長たるもの、お客様の要求を 満たすために、自ら先頭に立って 社内に混乱を巻き起こせ!

お客様の要求と言うものは、相手の都合に合わせるのではなくて
自分の都合に合わせてなされるのである。
たくさんのお客様のそれぞれの勝手な要求が会社に殺到する。
会社の都合と合う筈がない。
お客様の要求と食い違うわが社の都合を、
お客様の都合に合わせなければならないのだ。
当然の事として、そこには混乱が発生するのだ。
わが社の都合を第一にして
お客様に不便をおかけして低業績を我慢するか。
お客様の要求を第一に考えて
内部は混乱しても優れた業績を上げるか。
これを決めるのは社長である。
社長の決定によって繁栄する会社と
ボロ会社とに分かれるのである。
好業績経営を実現する根本原理はただ1つしかない。
それは・・・
「わが社の事情は一切無視し、お客様の要求を満たす」
事である!




2022年9月の格言

格言は社長が21年間、書き続けております。

※今月の格言は、21年前の2001年9月の格言の内容を再掲載しております。

 

9月の格言は『事業の成果』です!

 

事業の成果はお客様から得られる

 

合理化・能率・品質というようなものは、
それ自体は結構なことであるが、
それは内部管理の優秀さの実証であっても
必ずしも優秀企業の実証とは限らない。
商品の収益性が低かったり、
販売力が弱くては、
優れた業績は期待出来ない。
企業存続に必要な収益を手に入れる事によってのみ
会社は生き続ける事が出来るのである。
この、何とも当たり前のことが
意外な程に分かっていない。
収益は、ただ一生懸命努力する事によって
得られるのではなくて、
商品が売れることによってのみ
手に入れる事が出来るのである。
収益は会社の内部にはない。
内部にあるのは費用だけである。
収益は外部にあるのだ。
つまり、お客様のことである。

それは、お客様の要求を満たす事によってのみ
手に入れる事が出来るのであって、
他のいかなる手段によっても
手に入れる事は不可能なのである。