2017.11.01荒金格言

2017年11月の格言

平成29年11月の格言は

目標はその通りいかないから
役に立たないのではなく、
その通りいかないからこそ
役に立つのである。

 

 目標とは、手に入れたい結果である。
だから、その通りにいくことが望ましいことはいうまでもない。

 しかし、現実にはその通りいくことなど、まれにしかないのだ。
それを、望み通りにならないから目標を立ててもムダだというのでは、
話にならない。難しい企業経営の舵取りなどできるものではない。

 目標と実績の差は、客観情勢のわが社に及ぼす影響を
量的に知らせてくれるものである。別の表現をとれば、
客観情勢をどれだけみそこなっていたかの
度合いを表しているものなのである。
見込み違いがわかってこそ、
正しい舵取りができるのである。
だから目標はその通りいかないから役に立たないのではなくて、
その通りいかないからこそ役に立つことをしらなければならないのである。

一倉定先生著「一倉定の経営心得」最高責任者としてのあり方より

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