2018.07.01荒金格言

2018年7月の格言

平成30年7月の格言は

社員の第二の人生まで
心をくばる社長は
「名社長」である。

 

俸給生活者にとっては、
定年は絶対にさけることができない
大きなショックである。
会社側とすれば、
退職金とか年金を払えば、
既定の上では済む。
しかし、定年となった社員と
その家族にはまだ生活がある。
そして、いままでとは全く違った
条件のもとでの生活が始まるのだ。

定年社員の第二の人生を考えてやることこそ、
社長として大切なことであるに間違いない。
定年社員の人生といえば、
自営組や数少ない悠々自適組を除けば「再就職」である。
この再就職について面倒見てやることである。

社員の第二の人生まで心をくばる社長は、
私の知る限り、すべて「名社長」である。
これは決して偶然ではなく、
真剣に自らの事業に打ち込んでいる間に、
自然に社員の第二の人生まで
考えてやるようになるのではないか、
と私には思われるのである。

一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より

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