2021.05.01荒金格言

2021年5月の格言

令和3年5月の格言は

 

ボンクラ息子ほど
七光を自分の能力と思いこむ

 

 

社長と言う職業は、容易ならざるものである。
単に厳しいだけではなく、「社員の生活を保障する」という、大きな社会的責任を負っている。
だから、いかなることがあっても、つぶしてはならないものである。
それだけに、社長たるものは、わが子を後継者にすることについては、単なる愛情や、息子の「既得権」
とは考えずに、本当に会社を守り抜くことができる能力を持っているかどうかを見定めてもらいたいものである。
親の七光で、息子を重役にすることはたやすい。
しかし、息子にその能力がない時には、七光は表面だけで、本当に威力を発揮することはできないのである。
救われないのは、ボンクラ息子ほど、自分の能力を知らず、七光を自分の能力と思いこんでいることである。
一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より
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