2021.02.26荒金格言
2021年3月の格言
令和3年3月の格言は
奨励金制度なるものは、
絶対に取り入れてはならない。3
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奨励金制度なるものは、それがどのようなものであれ、
事業経営においては絶対に取り入れてはならないということである。
社員は、それぞれの考えをめぐらして奨励金がもっともたくさんとれると思われる行動をとる。
各人の勝手な行動によって、会社の中はバラバラになってしまい、
会社の力を一つに結集することなど思いも及ばなくなる。
だからといって、これを規制しようとすれば、社員は
「行動を規制されたら、もっと奨励金がもらえると思うことがあっても、それがやれなくなる」
という受け取り方をするに決まっているのだ。
奨励金というものは、「各人は自分勝手な行動をとってもよい」
という意思表示に他ならないのであり、これは、まさに経営権の放棄であり、
いささかオーバーであるが、それは社長の社会的責任を自覚しないことである。
一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より