2020.06.30荒金格言

2020年7月の格言

令和2年7月の格言は

 

口頭による指令は忘れられ、
文章による指令は守られる。

 

 

 口頭というのは、もともとあやふやなものである。
そのあやふやな口頭で社長の大切な指令が出されるというのは、
一体どういうことなのだろうか。
社長自身が、口頭の指令ではそれが的確に実施されないことを
イヤというほど思い知らされているのに、それを改めないというのは、
「社長の指令は的確に行われなくともよい」と、社長自身で思っているからだ、
と皮肉りたくもなるのである。
本当のところ「口頭指令は独り言にしか過ぎない」ことを知ってもらいたいのである。
私は声を大にして「指令メモ」を書くように社長にお勧めするのである。
メモを書くことなど簡単なものなら数秒で済むし、一分以上かかることなど滅多にない。
社長が自らの指令を的確に行わせるためには、
「指令は絶対に書いて行う」ことをやらなければならないのである。

 

一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より
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