2020.05.29荒金格言

2020年6月の格言

令和2年6月の格言は

 

仕事の管理は、高度な管理や
きめ細かい管理ではなくて、
「最小限管理」が正しい。

 

 

 管理とは、会社の内部の繰り返し仕事だけを対象にしたものである。
仕事というものは事業経営に必要であっても、事業経営ではないのだ。…
 管理というものは、仕事を円滑に運ぶためには役に立つけれども、
その反面に必ず「費用」を生むのだ。
費用を上回るなんらかの成果が上がってはじめて「管理」は意味がある。…
 事業経営の要請からすれば、できれば「仕事の管理」は、しないで済ませたいのだ。
管理費がかからないからである。
しかし、現実の問題として管理しないためのロスが発生するので、ロスの減少より少ない費用で管理できる場合に限って、管理したほうが有利なのである。
 当然のこととして、高度な管理や、きめの細かい管理ではなくて
「最小限管理」でなければならないのである。

 

一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より
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