2020.04.30荒金格言

2020年5月の格言

令和2年5月の格言は

 

「責任範囲の明確化」自体が、
無責任社員をつくりだす。

 

 

組織論者は、責任の範囲を明らかにしないから仕事がうまく行われないのだと思いこんでいる。
これは全くの見当違いであって、責任の範囲を明確にすると
「それ以外のことには責任がない」ととるのが人間というものなのだ。
他の部門がいくら忙しくとも、他人の仕事がいくら忙しくとも、
それは、「自分の責任の範囲外のことである」として、
「われ関せず」ということになってしまうのである。
こうして人々は自分の部門のこと、自分の仕事だけしか考えなくなり、
会社の業績をあげようという意識などなくなってしまう。
ましてや「お客様にサービスをする」という企業本来の役割を果たすことなど
考えても見なくなってしまう。
・・・会社の業績を落とし、人々の魂を腐らせてゆくという、
大きな罪悪を犯すものが「責任範囲明確化論」なのである。

 

一倉定先生著「一倉定の経営心得」組織と人より
荒金格言一覧へ