2019.12.01荒金格言

2019年12月の格言

令和元年12月の格言は

 

経営計画書は
銀行の態度を変える

 

 

銀行は金を貸すのが商売である
その銀行が一番心配するのは
貸すことではなくて
返してもらえるか
ということなのである
つまり返済能力である

それを知りたいために銀行はいろいろ手をつくす
しかし頼りになるのは銀行用に粉飾しているかも知れない決算書と
毎月のように変わる資金繰り表だけで
その会社の社長が何を考えどのようにしようとしているかは
社長の話だけではさっぱり分からないのである

そこへ経営計画書が提出されたということであれば
銀行としては願ってもないことである
この瞬間から銀行の態度が変わり
金を借りるのが楽になるのである

さらに実績を毎月報告したら
もういうことなしである
状況のよく分かっている会社と
分からない会社のどちらに銀行は融資するか
いうだけヤボである

一倉定先生著「一倉定の経営心得」事業活動の本質より

荒金格言一覧へ