2010.04.29荒金日誌

財政再建(日本経済新聞より)

「財政再建、選択肢狭く」赤字の構造、日本も共通
(日本経済新聞 2010年(平成22年)4月29日(木曜日)より)

在日中の米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の
公社債格付け統括責任者、ポール・コグリン氏は日本経済新聞記者の
インタビューに応じた。

ギリシャ国債格下げの背景について、財政再建に向け
「政権が取れる選択肢が挟まっている」と説明。
構造的な財政赤字は各国に共通する問題で、日本も「構図が同じだ」
と述べた。

日本国債については、
国内消化が進む限りはすぐギリシャのような状態にはならないとした。

しかし、

構図は同じで「先送りは解決をより困難にする」と警告した。
「債務残高が積み上がる一方で、高齢化により貯蓄率は今後下がる。

リスクは年々高まり、いったん金利が上がり出すと財政は苦境に陥る」
と指摘した。

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