2010.11.16荒金日誌

私の商(あきな)いに対する考え

商いに対する信念は
『がめつく儲けてきれいに使う』
私は商売を始める時の基本が上記の言葉です。

この言葉は、私が小学校5年の時に
大阪の商人が教えてくれたものです。

そして、こうも言いました。
『一円の金を笑うものは一円の金に泣く』

金を稼ぐ時
「商取引に対しては一円の金にも真剣になれ、
必要のない値引はするな、
安易にすると売価が売価でなくなり
ひいては、相手から信頼されなくなる」

また
『必要のないお金は頂くな』
とも言われました。

このことは
お客様に納得して戴ける売り方をしなさい
という事だと思う。

よく
一生懸命やったから、できる限りのことをやる、
とかいって納得する、またさせようという人がいますが、
私は、一生懸命やったという自己満足はあるが、
かといって損をしてもよい、
失敗して赤字を出してもよいということはないと思う。
いくら一生懸命やっても、会社を倒産させては駄目なのです。

やはり利益を出し、社員を幸福にすることができなければ
なんにもならないと思います。

だから我々は常に儲けぐせを身につけることが大切です。

昭和57年11月1日
第9期経営計画書にて
栃木アンカー工業株式会社
代表取締役 荒金 憲一

平成22年11月13日(土)第37期経営計画発表会にて

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