2003.07.01荒金格言

2003年7月の格言

平成15年7月の格言「すぐれた決定」です!

ワンマン決定は権力の現れではない。
責任の現れなのである!

すぐれた決定は、多数の人々の意見からでるのではなくて、
すぐれた経営者の頭から生まれるのだ。
ワンマン決定は権力の現われではない。
責任の表れなのであり、決定の大原則である。

経営者は、すべての結果について全責任を負わなければならない。
何がどうなっていようと、その責任を逃れる事は出来ないのだ。
全責任を負う者が決定するのが当然である。

経営者の行う決定は、危険だけを伴うのではない。
すべての人が喜ぶ決定もまた現実にないのである。
当然そこにあるのは、いろいろな反対を押し切るという、
苦しい決定であるし、その苦しさは、
反対を押し切られた側よりも
経営者のほうがはるかに大きいと言えよう。

その苦しさに耐えなければならないのが
経営者の宿命なのである。

一倉定先生 社長学 第1巻「経営戦略」より

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