2007.03.01荒金格言

2007年3月の格言

平成19年3月の格言は「低収益商品の切捨て」です!

低収益商品を捨てる場合 それに代わるより高収益商品がなければ それによって得られていた付加価値分だけ 会社の収益が減る事を忘れてはならない!

      企業の利用できる資源の効果を高めるには
低収益商品を切り、それを高収益商品に投入する以外ない!

「捨て去る」ことの難しさは
現実には想像以上である。

ところで・・・

低収益商品を捨てるといっても
「どれが低収益商品であるか」について
伝統的な全部原価計算でやると
とんでもない間違いを犯すのである。

折角の意思決定も、その根本から間違っては大変である!

低収益で赤字の商品でも
付加価値を生み出している限り
それを捨てると、それによって得られていた
付加価値まで失うのだ。

一方、固定費はほどんど変わらないから
会社全体としてはマイナスになるのだ。

だから・・・

低収益商品を捨てる場合には!

それに代わる より高収益商品がなければ
それによって得られていた付加価値分だけ
会社の収益が減る!
と思っていれば、意思決定を誤る事はないのである。

一倉定先生著の社長学 第7巻「社長の条件」より

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