2007.10.01荒金格言

2007年10月の格言

平成19年10月の格言は「増し分計算」です!

ある決定によって、
それがどれだけの
増収・減益になるかを
正しく計算する方法は
直接原価計算方式による
「増し分計算」である!

「単位当たりの原価」と言う考え方をすると
すべての場合に間違ってしまう。

会社全体で変わらない原価を
単位当たりに割り掛けるのだから
単位当たりの割り掛け金額が
数量によって違っているからである!

だから…
「単位当たり原価」と言う考え方は
きれいサッパリと捨て去らなければならない。

「原価がつかめないのではどうにもならないのではないか」
と言う心配は無用である!

つかめないのは「単位当たりの原価」であって
「会社全体の原価」はつかめるのである。

そしてその原価は…

設備を増やす 又は減らす
人員を増加する 又は減らす

と言うような何らかの変動がない限り
売上高が変わろうと
商品構成が変わろうと
そんな事に関係なく常に一定である。

原価が変わらないのだから
利益を増大させる為には
収益を増やせばよい!

これは個人の家計でも全く同じである!!

一倉定先生著の社長学 第5巻 「増収増益戦略」より

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