2008.08.01荒金格言
2008年8月の格言
平成20年8月の格言は「単品と商品群」です!
私の所に新商品の相談に来る会社のほどんどすべてが
単品だけをひっさげて来る。
しかも、その大部分が日用品雑貨類である。
単品だけを考えるのは
事業を知らないからなのだ。
単品だけですぐに商品になると思い込んでしまい
まずチラシを作って特約店を募集しようとする。
特約店は直ちに見つかり、
たちまち売上が伸びると思い込んでしまう。
そして、その夢は実現しない場合がほどんどなのだ!
新しいマーケットに、いきなり単品で乗り出しても
おいそれとは売れるものではない。
仮に販売が成功したとしても
販売費が割高になって
採算を維持する事は極めて難しい。
もう1つの欠陥は「陳腐化」である。
もしも陳腐化したら…
それで終わりである。
…新商品を事業化するには…
単品ではなくて
どうしても「商品群」の開発を
考えなければならないのである!
一倉定先生著の社長学 第4巻 「新事業・新商品開発」より