2015.01.01荒金格言

2015年1月の格言

平成27年1月の格言は

平成27年の予想
乙未
(おつぼくのひつじ)

干支暦では「乙未」(おつぼくのひつじ・きのとのひつじ)となります

 それでは乙未の意味するものです
即ち乙は、五行を東西南北と中央の五方向に割りふった中では、
東方に位置し、季節であれば春を意味します。
算命学では、この乙を草木(そうぼく)に例えています。

年の干支では、陽の干支の年が海外の問題、
陰の干支の年は国内の問題が政局を動かす様になります。

平成26年、甲午の年は陽の年となるので、海外において大きな変動が起きて、
日本に影響が出て来ると昨年申し上げました。
実際ロシアのプーチン大統領が天中殺なのにクリミアに侵攻したり、
イスラム国が台頭してきて、全世界的に影響を及ぼし、危険な状況が生まれました。
また、エボラ熱が拡散して大騒ぎとなりました。
平成27年の乙未の年は、陰の年となるので
国内において大きな事件や変化が出て来るでしょう。

 さて、年の干支の十二支の方は未です
未は算命学では、南方、陽の火性と土性の意味があります。
又、未という字は未完成の未という文字です。
つまり、文字を見ると、木の上に一本の枝が伸びている、
それを切り取って見事な木にする必要があります。
つまり整理整頓をする年となります。

 それでは十干の乙と十二支の未を合体させた
平成27年乙未の年の総体的な運気についてまとめてみましょう
平成27年乙未の年は、あらゆる可能性が広がる年です。
仕事の上でもプライベートな面でも、したがって最初から結論ありきではなく、
色々な可能性を全て模索していましょう。その為にも数多くの人々との交流を深めましょう
人脈を広げた人が勝利者になります
いずれにしても、この年は、きっかけの年です。かならずしも完成しなくてもいいのです

前回の乙未の年は、昭和30年、すなわち1955年でした
この年には
1月には共産党が赤旗紙上で、極左・冒険主義を自己批判
又、鳩山首相が、記者会見で日ソとの国交正常化、憲法改正に積極姿勢を見せました。
そして衆議院の解散、
2月には総選挙、革新派が、会見を阻止する3分の2の議席を確保しました
3月には防衛庁が防衛六か年計画案を決定
4月にはTBSテレビが開局しました
5月には立川基地拡張反対の、砂川闘争が開始し
又、国鉄宇高連絡船紫雲丸が貨物船と衝突して、修学旅行生ら168名が水死しました
6月には、日ソ国交正常化の交渉がロンドンで始まりました
7月には自主憲法期成議員の同盟が結成されました
8月には、ソニーの前身の東京通信工業が、初のトランジスタラジオを発売しました
9月には関税貿易に関する一般協定に正式加盟、立川基地拡張強制測量での衝突がありました
10月には社会党の左右統一となり
11月には日米原子力協定の調印、原子力時代の幕が開かれました。
そして、自由民主党が、自由党と日本民主党が合同となって自由民主党が結成されました

次に知恵の時代9年目の日本国の運気と、経済動向です
平成27年は、算命学における時代論で分析しますと
平成19年度より始まった知恵の時代の9年目になります

平成24年に3年間に渡る表鬼門通過現象が終わり、平成25年より陽の時代に入りました。
この年は陽の年に入って3年目となります

まず為替ですが基本的には円安傾向は続きます
昨年の予測で平成26年は為替が110円内外にまで円安になると言いましたが
11月の時点で実現し、さらに超えました
これからもドルに対しては、115円~120円内外で推移するでしょう
一時的には125円前後の円安局面も出てきます

株は円安の影響を受けつつ大きく変動し、ピークには2万円台もあり得ます
いずれにしても短期の売買は、慎重になさって下さい
為替は株価の動きと連動しますが、円ドルのレートは円安傾向が基盤となります

不動産は首都圏においては、引き続き安定上昇となりますが、地方は厳しい局面が続きます

2020年の東京オリンピックの開催に向けて、徐々に公共投資が増え
又、民間の投資も活発化してきます
これから数年間は日本経済は間違いなく上昇機運です
ただし、その後の日本経済は奈落の底に落ちる危険性があります
今からそれに備えておく必要があります

次に、知恵の時代9年目における、中小企業の生き方です。
時代の空気は一段と明るくなってきます
時代は陰の時代から陽の時代に入ってきたわけで、今までの考え方や生き方を
根底から変えて行かないと、時代についていけません
つまり冬の時代から夏の時代へと変わってきているからです
冬には冬の生き方がありましたが、夏には夏の生き方が必要となります
例えば、企業は吸収合併で一つに集まる流れでしたが
これからは、徐々に分社化したり、新たな子会社を創設したりし始めます

では、この時代の心がけについて述べてみたいと思います
今までの陰の時代の特徴と比較してみましょう

まず一つは
経済の低迷から発展へです
今まではデフレが続き、今買うよりも来年になって買った方が安くなるので
消費マインドが冷え込みました
そして将来への不安からお金は使うよりも溜める方向になっていた為に
経済が悪化しました

次に二つ目ですが
政治が不安定の時代から安定の時代へと変わります
陰の時代は、総理が毎年の様に次々と交代しました
その為に、しっかりとした政策が打ち出せず、政治が迷走しましたし
外交も防衛も不安定でした
これからは安定の時代に入ります

次は三つ目ですが
女性が活躍する時代から男性の時代へと変わります
陰の時代は女性が活躍する時代でした
その事は大いに賛成ですし、労働人口が減る時代になり
女性が社会で活躍する事は不可欠です
ただその結果出生率が下がり少子化に拍車がかかったのは残念です

さて、この時代の中小企業のトップに求められる資質は、情報収集能力です
本から学ぶ事も大切ですが、それ以上に大切なのは、人から学ぶ生の情報と知識です

そこで、心がけるべき今年のポイントですが
まず一つですが、大きな夢を持つ事です
二つ目は全ては意味があると思う事です
三つ目は、マイナスの言葉は一切使わないです

次に、知恵の時代9年目における社会現象です
世界的な規模での悪質な犯罪が多発します
とりわけ顕著なのが詐欺事件
様々な形で、他人の懐を狙う動きが活発化してきます

こういう時代はあり得ない様な儲け話には、絶対乗らないで下さい
また、相変わらず振り込め詐欺も横行しますので、年配の方は要注意です
とりわけ経済犯罪が多くなります

また、異常気象が続き、台風による水害や諸々の災害が増えます
いずれにしても自然災害が多発し、又、中規模での地震が起こる危険性が高まっています

経済面においては、貧富の差が広がり、贅沢品がかなり売れる一方
中途半端な値段の物は売れ残ります
上下二分化の傾向が一段と高まってきます

次に、知恵の時代9年目におけるサラリーマンの心構えです。
最近の調査では、高卒で就職して3年以内に離職する人が4割から5割
大卒でも3割だそうです。 仕事が合わない場合もありますが
一度入社した会社は縁があります
石の上にも3年という言葉がありますが、どんなに辛くても縁のある会社に入った以上は
最低でも3年は勤務すべきです
そうしないと人生が蛇行してしまいます
その上で、新たなチャレンジをするなら大賛成です

今の時代、大切なのは学びです
時代がどんどん変化している時は、昔の学びだけでは駄目です
どれほど良い大学を卒業していても、社会人になってから真剣に学びをしないと
これからの時代は生きていけません

サラリーマンで若い人は
まずは目の前の仕事を好きになり、やれるだけ頑張る事です

そして中堅以上のサラリーマンの場合は
他の人と違う独自性を出すべきです
いつまでも人の真似をしていたら、自分の価値は出ません

サラリーマンにお勧めしたいのは、まずは読書をする事です
文字を数多く読む事です。漢字には言霊が宿っていて
字を読めば読む程、頭の中にパワーが入ってきて
仕事運、人間関係などが、驚く程好転します
年間100冊を目指してみて下さい。人生が変わります

海外の動向
まず【米国】です
昨年末の予測では、平成26年の午年と平成27年の未年は
オバマ大統領の運気は大低迷とお伝えしましたが
まさにその通りの流れです
11月の中間選挙で、オバマ率いる民主党は大敗北で
上院下院共に共和党が過半数を占めました
オバマ大統領の未年の運気は、平成26年の午年に引き続き
一段と悪くなります
その一方で、海外での軍事介入など
今までとは違った動きを見せますが、事すでに遅しです
よほど思い切って世界戦略を練り直さないと、米国の世界への影響力は低下します
米国は当分かなり苦難の道を歩みます

次に【ドイツとフランス】です
ドイツのメルケル首相の運気は乙未の年は上昇運です
かなり思い切った政策を打ち出せるでしょう
また、欧州の中でもドイツの存在感は一段と高まります
政治的な地位の高まりに比例して、経済もさらに良くなるでしょう
東の安倍、西のメルケルと言ってもいい程、二人の運気は強いです

これにて対してフランスでは、オーランド大統領が天中殺を抜けて2年目に入り
ようやく運気が上昇期に入ります
心配なのは、本人の健康運と家庭運
プライベートの面ではマイナスが多い年となりますが
国家としてのフランスは上昇機運です

次に【ロシア】です
ロシアは午未天中殺のプーチン大統領が、2年目を迎えます
プーチン大統領はこの天中殺の中で、ウクライナのクリミアを占拠しましたが
欧米各国から厳しい制裁を受けることになりました
まさに天中殺現象です。来たる未年も同じように経済が厳しく
又、外交でも得点を稼ぎにくい状況となるでしょう
ただし、日本へのアプローチはかなり積極的になります
日本の念願である北方領土問題については、わずかながらでも進展が見込まれます

次に【中国】です
中国の人口は日本の10倍。単純比較でも政治の困難さは日本の10倍
実際には56の民族を抱えており
日本の数十倍の問題を抱えていると言えます

習近平主席は、国内の賄賂システムを壊そうとしていますが
賄賂は中国の文化の様なものです
上から下まで賄賂に染まっている中国で、このシステムを壊すのは容易ではありません

次に【韓国と北朝鮮】です
韓国は世界から異質な国だと思われはじめたのが、朴槿恵大統領になってからです
朴大統領は赤ちゃんの星、小学生の星、中学生の星です
幼い子供が国家のトップになってしまった。そこに韓国の悲劇があります
報道の自由が侵され、国も目的と価値の基準が反日だけ
経済の資質、外交の行き詰まりなど、良い点はまるでありません
国としての韓国の運気は一段と悪化します

北朝鮮の金正恩の健康は、若干改善されますが
完全な健康にはなれず、不安を抱えたままです
国内は経済の悪化がかなり顕著になり
トップの健康不安と共に、国家が一段と衰弱して行きます
日本が一番問題にしている、拉致被害者の対応は
不完全ながらも一定の前進が見られるでしょう

次に、陽の時代における身の処し方です
平成27年は、陽の時代に入って3年目です
算命学の陰陽説では、陰は太陰(たいいん)でお月様の意味、つまり夜を意味します
これに対して陽は太陽、昼間を意味します

この時代は陽の時代ゆえに、未来が明るくなる時代です
その中にあって、さらに幸せとなるには、次の事を心がける必要があります

まず一つ目、「今を大切にする事」
不運な人は過去にこだわり、又、未来に不安を持つ人
終わった過去を後悔しても過去は変化しません
又、未来を憂いても、未来は未だ来ていないので、時間の無駄です
それよりも、今を大切に、今を強く生きる事が一番です

二つ目。「大丈夫、全ては上手く行く、と口に出して言う事です」
言葉には言霊があります。『大丈夫だろうか』と常に口に出して言う人には
必ず不運が巡ってきます。
しかし、『全ては上手くいく』と、最初に口に出して言うと
不思議なパワーが宿ります

三つ目です。「毎朝、鏡を見て笑顔を作る事」
辛くても悲しくても、朝、鏡を見た時は、思い切り明るい笑顔を作ると
一日が明るくなり、運気が高まります
朝一番、鏡に泣き顔を映すと、一日が不運になります

四つ目です。「苦しい時程、暖かいものを摂る」
暖かい飲み物や食べ物は、陽の気です。一方で、冷たいものは陰の気
辛い時こそ暖かい気を取り入れるべきです。それが開運法になります

五つ目です。「手を合わせて感謝と言う事」
昔は食事の前には必ず手を合わせ、心の中で感謝してから食事をしたものです
今では残念ながらその光景が、あまり見られなくなりました
運の強い人は、必ず感謝の気持ちを表に出します
朝、仏壇に手を合わせて、無事に朝を迎えられる感謝
夜寝る時に、手を合わせて、一日が無事に終わった事を感謝
この二つがきちんと出来ている人は、運気が上昇します

算命学総本校 高尾学館の中村校長の教えです。

荒金格言一覧へ