2015.06.01荒金格言

2015年6月の格言

平成27年6月の格言は

赤字会社の共通点は
「無方針」「放任」
である

 

商品というものは
どんな店においても売れるものなのである

ある雑貨店に座卓が陳列してあるので
きいてみたら
「でも売れるのですよ」
という売場の担当者の返事である

社長にきいてみると
そんなものまで仕入れろとはいっていないという

当然だ
雑貨店だからである

この会社は大きな赤字を
背負っていたのである

店舗というものは
売れれば何をおいてもいいというものではない

採算がとれるだけ
売れなければならないわけだ

そのために取扱い品種品目を
きめておかなければならないという
こんな阿呆みたいなことさえ
分からないから赤字なのである

無方針・そして放任
これは赤字会社の共通点である

何でこんなくだらないことを
書かなければならないのか

社長の怠慢、無責任が
あまりにも多いことを
私は常に見せつけられているのである


一倉定先生著「一倉定の経営心得」事業活動の本質より





荒金格言一覧へ